ひじが痛い人

リウマチは関節が腫れたり、痛みが出る病気です。
ある日突然、指の関節が腫れているのを見つけてしまったとき、どのような行動をとる事が必要となるのでしょう。
リウマチは免疫の異常で、主に手や脚の指関節が赤く腫れたり、軟骨が壊れて関節が動かせなくなります。
日常生活においても大きな弊害が起きて、制限されることもあります。
炎症は関節だけでなく、ほかに目や肺など全身に拡がってしまう場合も考慮しなくてはなりません。

リウマチの検査方法と診断について

リウマチの検査方法は血液検査と尿検査、そしてX線検査などを組み合わせて行われます。
血液検査では血液中の赤血球が試験管のなかで、一定時間内にどのくらい沈むかを調べます(血沈・赤血球沈降速)。
これは炎症の度合いを調べるための検査で、リウマチが進行して悪化することで血沈の値が増えて行きます。
関節の炎症の程度を調べる検査がCRPや、抗CCP抗体はごく初期のリウマチでも血液中に見られるために早期診断に応用されています。
この抗体が多く見られる患者は関節破壊の進行が早いため、強い薬剤が使用されることがあります。

ほかにも自分の組織や細胞に対抗する抗体が多く作られ、リウマイトイド因子もそのひとつです。
この抗体の値が高いとリウマチ反応が陽性とされ、この病の疑いが生まれます。
それでも高いからと知ってすぐに診断される訳ではなく、25%の方が陰性であり絶対的な数値でないことも知っておきましょう。
MMP-3は関節中の滑膜組織から作られる酵素で、関節炎が進行するとその数値は高くなります。
診断の補助として利用され、薬の効果などを調べることでも用いられます。

リウマチの活動期には貧血が多く見られます。血清総タンパクとアルブミン値も低下します。
その反対に、白血球と血小板数は増加していき、グロブリン値やアルカリフォスタファーゼ値が上昇することもあるようです。

リウマチを長く患っていると腎機能が悪くなって、尿にタンパクが出る場合があります。
尿検査では薬の副作用や、ほかに発症した合併症のチェックなども行われます。

X線検査では骨が虫食いのように欠けたり(骨びらん)、関節の隙間が狭くなって骨同士がくっついた状態(強直)の進行具合や進行度をみます。
関節超音波は、リウマチの初期診断に用いられます。
CT検査では首(頚椎)や太もも(大腿骨頭)の病変、それに間欠性肺炎などを診断するのに有効です。
MRI検査では骨の中で起こっている炎症や滑膜の増殖の度合い、骨びらんなどの状態が早く診断できます。

リウマチの診断には、関節の異常ならびに血液やX線などの検査値をもとにして、総合的に行われます。
治療方法の進化し完解する方が増えているので、より早期の診断を目指しアメリカとヨーロッパのリウマチ学会による分類新基準が用いられています。

リウマチの初期症状について

リウマチはゆっくりと進行していき、急激に悪化することはありません。
初期症状としては熱っぽさや身体のだるさ、食欲がないなどの状態が続きます。
また朝のこわばりという初期症状がみられ、これは朝に手の指関節などの周囲が強張ることがあります。
この後に小さな関節が腫れて、やがて手首やひじ・肩・足首・膝・股関節など全身の関節に拡がっていきます。

リウマチの原因は感染などのほかに、過労やストレスなどをきっかけに発症することがあります。
人の身体には感染症などの外敵から守ってくれる免疫というシステムがあります。
ところがこのシステムが異常を起こして、関節を守る組織や骨・軟骨を外敵と認識して攻撃して破壊してしまうのがリウマチです。

このような病気は免疫疾患と呼ばれますが、体質的に罹り易い人がストレスや過労などを原因に発症すると考えられています。
親族にリウマチを患っている家系内で発症することもありますが、それほど強い原因とはなりません。
発症しやすい年齢としては、30代から50代にみられます。
日本国内で発症している患者数は70万人から100万人ともされ、毎年1万5000人がリウマチを発症するといわれます。
全人口の割合からみると0.5%から1%で、これは海外でもほぼ同じと地域によっての格差はないようです。

この病気には活動期といわれる活発に状態が悪くなる時期と、そうでない時期があります。
活発期では身体のあちこちに異常があらわれ、微熱や体重減少・口の渇き・貧血・リンパ節の腫れ・息切れ・だるさ・疲労感を感じることもあります。
関節は熱を持って腫れ、動かすと痛みが強くなります。
朝のこわばりはリウマチに特徴的なものですが、身体や関節周囲のこわばりが特に朝に現れます。

リウマチを発症してから10年後には8割の患者が何らかの身体的な問題を抱えるとされてきました。
しかしリウマチ治療の中心薬とされる薬剤や生物学的製剤が登場するようになり、身体の機能改善や寿命も延ばせる効果が格段に向上しています。
そのためリウマチ肺や二次性アミロイドーシスなど重い合併症を起こす可能性も抑えられるようになっています。
根気良く治療を続けて行く事が、リウマチには大切な心得となります。

リウマチを改善する食事方法について

リウマチの関節などの状態を改善する方法として、食事を気をつけることも重要です。
食欲のない方が多いことが知られており、栄養を十分に摂れていないことがあります。
体力を落とさないように、栄養バランスの良い食事を摂るように心がけましょう。
ですが膝に負担を掛けるので、肥満にならないよう食べ過ぎることに注意が必要です。

リウマチで痛みがあると運動不足になり、筋力も低下します。
無理のない範囲で身体を動かし、筋肉を作るためのタンパク質を積極的に摂るように心掛けましょう。
特に青魚であるイワシやサンマ・サバには関節の炎症を抑える働きのなるEPAが多く含まれています。
筋肉を作るためには肉類も必要ですが、肉よりも魚をたくさん摂るようにしましょう。

リウマチの患者には貧血になる方が多くみられます。
貧血気味の場合には鉄分の補給が重要で、レバーやひじき・貝類・ほうれん草などの緑黄色野菜に多く含まれています。
またタンパク質やビタミンCは鉄分の吸収を浴するので、食事で一緒に摂ることも忘れないようにしましょう。

カルシウムも補って欲しい栄養素のひとつです。
痛みが原因となって運動不足になり、またステロイドの長期使用によっても骨粗鬆症になりやすいといわれます。
ですので骨折をしないように、カルシウムは食事のときに必ず一品食べるようにしてみましょう。
それに加えてビタミンDはカルシウムの吸収を促進させる作用があります。
牛乳や乳製品・小魚・ほうれん草・海草類と、ビタミンDを含む魚やキノコ類を合わせて料理をしてください。

食べることだけでなく、調理方法にも関節に負担を掛けない工夫をしていく必要があります。
出来るだけ重いものを持たない、力を掛けない調理の仕方としてカットされている野菜を使用したり、レトルトや冷凍食品などを使うことが良いでしょう。
かぼちゃは切り分ける時に硬かったり、じゃがいもなども皮むきが大変です。
このような場合は、茹でたり電子レンジにかけて柔らかくすると料理が楽になります。
鍋も重いものからアルミニウム製などの軽いものにして、両手で持つと片方だけに負担が掛かることを避けられます。

食品だけでは不足する栄養をサプリメントで摂りたいと思われる方もあるでしょう。
ですが薬の効果を弱めてしまうこともあるので医師や薬剤師と相談することをおすすめします。

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