• ホーム
  • 糖尿病による頻尿を改善する方法

糖尿病による頻尿を改善する方法

糖尿病が原因で頻尿の症状を起こす場合があります。
糖尿病が頻尿などの排尿のトラブルにつながってしまうのは、水分の摂り過ぎが原因として考えられます。
糖尿病は、血液中の血糖値が慢性的に高くなる病気です。

体は、ブドウ糖を水分と一緒に体外に尿として排出して血糖値を下げるシステムとなっています。
血糖値が上がると、その値を下げようとして体内の水分がどんどん排出され、尿の量が増えることとなります。
この際、体に必要とされる量を超えた水分の排出が行われてしまうため、糖尿病の人は、水分を摂りすぎてしまうわけです。
そのことが頻尿につながってしまいます。
また、水分だけでなく、塩分の摂りすぎる食生活も尿量を増やすことにつながってしまうので、塩分を控えめにした食生活へと見直すことも大切です。

糖尿病を患うと糖尿病性神経障害の症状がみられることがあります。
高血糖によって、末梢神経が壊れてしまうからです。
末梢神経が傷つくと、感覚神経や運動神経、内臓の働きを調整する自律神経が十分に働かなくなる可能性があります。

通常は、膀胱に尿が溜まると脊髄の神経を介して大脳に伝えられ尿意を感じることができます。
しかし、末梢神経が壊れてしまうと、大脳から「尿が溜まっているから排尿しなさい」、「まだ排尿してはいけない」というような指令が伝わりにくくなります。
この指令がうまく伝わらなくなるので、膀胱の活動が鈍くなり、夜間頻尿の症状が出たり、尿意を感じにくくなったりするのです。

糖尿病による排尿トラブルの改善には、血糖をコントロールする必要があります。
高血糖をそのままの状態にしておくと、糖尿病性神経障害だけでなく網膜症や腎臓病、動脈硬化などのリスクも高まります。
違和感や気になる症状を感じたら早目に病院での診断を受けるようにしましょう。

糖尿病患者で食事・運動療法や経口血糖降下薬の服用、インスリン製剤によっても思うような血糖コントロールの効果が得られない場合があります。
追加療法として、食後過血糖改善剤である「グルコバイ錠」(一般名称アカルボース)を使用することが適しています。
グルコバイは、腸管内において炭水化物の消化・吸収に関わる酵素を阻害し、食後の急激な血糖上昇を抑える働きがあります。

逆流性食道炎・胃潰瘍の症状について

糖尿病は、喉の渇きや尿量の増加、手足のしびれなどの症状がよく知られています。
しかし、胸やけ、胃もたれ、胃の不快感などの胃潰瘍のような症状を引き起こすこともあるので注意が必要です。

糖尿病が胃潰瘍のような症状を引き起こす理由は、高血糖の状態が血管や神経にダメージを与えている為です。
ダメージを受けた神経は、体のいたるところに弊害を起こします。
高血糖により末梢神経が壊れてしまうと、力が入りにくくなるなど運動神経の障害が現れたり、熱さや痛さを感じる感覚神経が鈍くなったりします。
胃の不快感も自律神経が傷ついて現れる症状のひとつです。

また、長期間糖尿病の治療をしている人は、胃の不全麻痺といって、胃から小腸へ食べ物が運ばれる時間が極端にゆっくりになったり、止まってしまい胃の違和感を感じることがあります。
胃への違和感を感じる場合は、食生活の見直しやインスリン療法の見直しが必要となります。
早めに医師に相談することが大切です。

胸やけや胃の不快感だけでなく、喉元への違和感やしつこい咳といった症状が現れた場合は、逆流性食道炎を合併している場合があります。
逆流性食道炎は、胃の内容物が食道を逆流して発生します。
逆流した際に、胃酸も一緒に逆流して食道粘膜を傷つけてしまい、胸やけや酸っぱいものが喉元にこみ上げる、げっぷ、胸の痛み、しつこい咳といった様々な症状を起こします。

糖尿病の人は、健康な人に比べて逆流性食道炎を引き起こしやすいとの報告があります。
糖尿病を患っている期間が長いほどしの症状が現れやすいとされます。
それは、糖尿病が末梢神経がダメージを与えることに関係しています。
末梢神経が傷ついてしまうと、内臓の働きを調整する自律神経が鈍くなり、適切な唾液の分泌がなされなくなると考えられます。
また、糖尿病の人は肥満になりやすく、内臓脂肪が内臓を押し上げることによる腹圧で、食道裂孔ヘルニアを起こし逆流性食道炎を発症しやすくなるとも言われています。